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2023.03.10
この度、こちらのお知らせ欄にてメディクス通信というコラムを更新することになりました。
良ければご覧いただけますと幸いです。
メディクス通信3月号です。
今月は「介護と介助の違い」についてです。
高齢者は、加齢や病気をきっかけに、日常生活の動作が難しくなることがあります。
そのような時に必要となるサポートを「介助」や「介護」と呼びますが、違いがわからないと言う方は少なくありません。
今回は介護と介助の違いについて詳しく解説していきます。
・介護とは
介護とは、「高齢者や介護が必要な方の身の回りをお世話したり自立を支援したりすること」です。
日常生活を送ることが困難な人に対して生活全般を支援し、自立を目指すことです。
身体介助だけでなく精神面の援助も含みます。
・介助とは
介助とは、「日常生活を送る上で必要となる行為の手助けを行うこと」を言います。
具体的には食事、排泄、入浴、着替えなど日々の生活のあらゆる場面で必要となる基本の動作や行動をサポートすることが介助です。
1.身体介護
身体介護とは、直接利用者さまの身体に触れて介助を行うサービスです。
具体的には、「身の回りの動作」や「起き上がり・寝返り・立ち上がり・歩行などの基本動作」の支援を行います。
2.生活援助
生活援助は、掃除や洗濯、調理などの日常生活におけるサポートを行います。
身体介護との大きな違いは、利用者さまの身体に触れるかどうかです。
1.寝返り介助
寝返りの介助は、体のねじれを利用して最小限の介助にとどめましょう。
基本は声かけメインで行い、動作が難しい場所があれば適宜サポートします。
2.歩行介助
歩くことができると移動が楽ですし、行動範囲も広がります。
ただし、足腰が弱っていると転倒などの事故につながる恐れがあるので、安全な介助方法を知っておきましょう。
3.食事介助
食事は生命を維持する栄養補給だけでなく、人生を豊かにする楽しみでもあります。可能なかぎり口から食べることができるように工夫しましょう。
4.トイレ介助
トイレに行って排泄するということは尊厳を守る上でとても重要なことです。可能な限り、トイレでの排泄を心がけましょう。
排泄はプライベートな行為なので十分に配慮しながら介助を行います。
排泄終了の合図をあらかじめ決めておくと、双方の心理的負担を減らすことができます。
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